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「オレ様」教師の口癖~その4「言ったことがどうしてできないのか」

 教師にとって,生徒が動きやすい指示,考えやすい発問を出すことは,案外難しいものである。

 教育実習生などは,大勢に向かって指示や質問をした経験に乏しいから,

 一斉に動かしたり考えさせたりしなければならない場面で,生徒たちを立ち往生させてしまうことがある。

 指示が上手ではないのに,「どうして言ったとおりに動いてくれないのか」と生徒を責めてはならない。

 自分が逆の立場になれば,すぐにわかる話である。

 そういう意味では,教育実習生が,他の教育実習生の授業を参観することの意義は大きい。

 すぐにわかる「未熟さ」が見えてくる。

 そして,少し見込みのある学生は,「自分も同じ」であることに自ら気づき,

 教師の適性がない学生は,参観した学生だけ責めて,自分のときには生徒のせいにする。

 案外,適性がない人が,教員採用試験に合格しているのが不思議なことである。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より