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「経済的損失」を理由にした「反対派駆逐」~日本とイギリスの行方

 大きな改革案が出されても,目先の不利益を回避することを目的として,反対派が優勢になってしまうケースが多い。

 日本の消費税増税先送りは,「目先の支持率確保のために決断できない弱い政治の典型」として将来の歴史の本に載せられることになるだろう。

 6月23日に国民投票が行われるイギリスのEU離脱・残留の判断はどうなるか。

 イギリスのEU離脱は,世界経済に与える影響も大きいから,目先の危機を避けたい人たちにとっては大きな心配事になっている。

 もし国民投票でEU離脱が決まると,

 世界の動きは,「統合」「自由貿易」から「分裂」「保護貿易」への転換の契機になるかもしれない。

 もちろん,イギリス人にはもともと「大陸」と「グレートブリテン」は違う,という意識が強いわけだから,

 「元通りになる」という見方もできるが,

 世界大恐慌後の保護貿易主義が,二度目の世界大戦の原因の一つになっていることが頭に浮かんでくる人もいるようだ。

 EU内でイギリスが果たしてきた役割とは何か。

 それが失われたとき,EUにはどのような影響が出る可能性があるか。

 真のアクティブ・ラーニングの課題になっている。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より