大学のセンセイのせいで教員採用試験や管理職試験に受からない人
教員採用試験や管理職試験の面接で,隠しておいた方がよいだろうと私が予想していることがある。
それは「私は『学び合い』の考え方を大切にしています」という態度である。
面接官が,「センセイ,この単元の勉強がよくわからないのですが・・・と子どもが質問してきたら,どうしたらいいでしょうか」と聞いてきたら,何と答えればよいか?
「他の子どもに聞いてみなさい,と言います」と答えたら・・・・。
「あなたが校長の立場で,総合的な学習の時間の進め方がわからないのですが,どうしたらいいでしょうか,と担任の先生が質問してきたら,何と答えますか」と聞いてきたら,どうするか?
「センセイはどう思います?思うとおりにやってください,と言って,ニコニコしてほっておく」と答えたら・・・・。
「おれの話は論理的だ!」などと言いながら一方的な主張をするセンセイに指導を受けている学生は気の毒である。
全国に,それなりの数の「おれが言っていることが正しい」系のセンセイがいるはずである。
そういうセンセイの薫陶を受けた人は,無事に教員になれているのだろうか。
教師の中にも,アスペルガーの傾向が強い人が増えている印象があるが,大学のセンセイの言葉を全くの文字通り真に受けて,このような受け答えをする人が現場にはそれなりに存在する。
教師を志望する大学生の中にもそういう人がたくさんいそうである。
残念ながら,アスペルガー傾向の強い教師のクラスのほとんどは,崩壊しているはずである。
アスペルガー症候群のセンセイに教わったアスペルガー症候群のガクセイは,現場でどのような教師として生きてけるのか。
仮にセンセイはヘンでも,そこを見切ってまっとうな道を選ぼうとする人の方が圧倒的に多いことを祈る。
採用や任用の現場では,なるべきではない人間が教師や管理職にならないよう,最大限の注意を払うべきである。
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