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無知が無恥を批判している

 「類は友を呼ぶ」。

 教育についておかしな見解を持っている人は,同じようにおかしな見解を持っている人を批判するのが好きであるらしい。

 能力が「ある」か,「ない」か,でしか判断できない元教員がいる。

 能力は,向上するものである。

 複数の人間がその能力を競うときは,どちらがどのような成果を残すかは,

 その場その場で変化し,決して「固定的」ではない。

 2軍戦で3割を打っていた打者が,1軍戦では2割も打てない理由がわからない人はいないだろう。

 打者の能力は,投手の能力との関係で語ることができる面がある。

 プロスポーツ界では,少しでも「能力」の高い,そしてその「能力」の伸びしろがある選手を探している。

 「才能の発掘」という言い方もある。
 

 教育とは,能力を向上させるための取り組みである。

 子どもたちのさまざまな能力を向上させるために,能力ごと,個性ごとに引き出し方を工夫している教師もいる。

 「能力が高い」子どもはさらにその能力を高め,

 「能力が劣っている」子どもは,他の部分の能力でカバーできるように指導してあげるか,一定程度まで引き上げてあげることが教育の役割である。

 「能力を向上させる」という言葉の意味がわからない人間に,教育を語る資格はない。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より