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「嘘をついた方がお得」という考え方

 社会で起きているニュースに共通した特徴を探っていくと,

 「嘘をついた方がお得」という価値観が蔓延しているような感覚に陥ってしまう。

 私が実際に行ってきた生活指導で,短期間に繰り返されてショックを受けたのが,

 「明らかに嘘=作り話であることがわかるようなことを条件反射的に口にする生徒が多い」ことである。

 小学校時代は,ほとんど全員が「嘘のつき放題」の状態だった学級があるそうだ。

 学年全体,いや,学校全体が「嘘つきの集団」のような錯覚にも陥る。


 児童どうしが口裏を合わせて教師を欺くという戦術をもっていたり,

 親子で嘘をつき通す,という「根性」「気合い」の入った家庭もあったりした。

 児童間のトラブルになると,とにかく教師が混乱するほど嘘で塗り固めていくような作業が頻繁に起こっていたそうだ。

 その「証拠」を,わざわざ学級通信で書き残してくれた先生までいて,

 書かれている「供述内容」自体が嘘だったことを告白してくれた子どももいた。

 「嘘」に囲まれた生活に慣れるうち,子どもたちは何が「真実」で何が「嘘」かがわからなくなってしまうのではないか。

 そこに拍車をかけているのが,「道徳」の授業である。

 いかにも本心ではなさそうな,「道徳的な正解」を口走る子どもたちは,

 「嘘をついた方がお得」であることを身をもって覚えていく。


 こういう「考え方」の典型が,「アレ」であるとは断言しない。

 しかし,「アレ」の化けの皮がはがれる日は,これだけ注目されている今,遠いことではないだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より