「生徒が主役である授業」とはどういうものか?
どうしたら生徒が主役になる授業ができるのだろう?
模擬授業の指導案づくりや実践を通して,そのようなことに気づいてくれた大学生が多かった。
「授業者である自分だけが,頭を回転させてアクティブである」という実感をもてたことは貴重だった。
もちろん,子どもの側が「静的」である場面も必要だろう。
何かの具体的な活動を指示するときに,
何を,何のために,どのように,どこまで,何を使って,だれと,いつまで
行うのかがあいまいなまま活動に入らせると,混乱をきたしてしまう。
また,ただ話し合いをしていれば「アクティブ」と言えるかというと,
穴埋めプリントを4人で仕上げるなんていう学習活動(こういうのを「学習」とは言えないことは,
自覚できる大学生たちでよかった)ではダメである。
模擬授業の指導案づくりや実践に私が携わったが,
この時間の主役はだれだったか。
授業づくりのヒントは,自分たちが行った活動そのものにヒントがある。
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