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« 『学び合い』ではなく,「先生が説明してくれる」方がよいことを子どもに実感させる方法 | トップページ | 子ども主体の部活動 »

「主体者」である人間は,「じっくりだれかの話に耳を傾ける」という選択肢も持っている

 アクティブ・ラーニングっぽい授業は,だれにでもできる。

 子どもが話し合ったり教え合ったりすることが「アクティブ」と考えるならば。

 しかし,まともな教師がそんなことを信じているはずはない。

 「アクティブ・ラーニング」の講演会に参加して,講師の話にじっと耳を傾けている先生たちは何をしているのか?

 「主体者」である人間は,「じっくり人の話を聞く」ことを選ぶ場合もある。

 「じっくり人の話を聞く」習慣をつけられないで中学校に上がってくる小学校7年生が少なくない。

 その原因は何なのか。

 進学後,三者面談して親の言い分ですぐにわかる。

 「この子は人の言うことを聞かないのです」

 なるほど。親として,「人の言うことを聞ける人間に育てること」に失敗しているわけである。

 教師に反抗するわけではない。

 しかし,教師が話していることが理解できない。

 こういう子どもが多い学校で,「アクティブ・ラーニング」を行うことは難しい。

 子どもたちは「別の意味で」アクティブになる。

 大学入試で,こんな問題はどうだろう。

 30分くらいの講演を聴き,20分くらいで関連資料を読ませて,

 50分くらいで講演の要旨を資料を活用しながら800字くらいにまとめさせる。

 教室内をうろついてただの穴埋めプリントを消化しているだけの授業ばかり受けてきた子どもたちには,全く太刀打ちできない課題になってしまうだろう。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より