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« 小学校における時間割の柔軟な編成は,教える側の都合に合わせた劣悪な学習環境を生む原因となる | トップページ | 嘘はどこまで許されるのか? 嘘が蔓延する背景とは何か? »

モジュール学習? バラバラな部品の製作を行っただけでは意味はない

 15分程度の時間で学習を行う「モジュール学習」には,基礎を徹底することを目的として実践されている事例があるようだが,そもそもこんな学習は,教師が「全員」を対象にやるような質のものではない。

 100マス計算に代表される,刑務所か軍隊での「しごき」のような強制的訓練が,どれほど学習の「主体性」を奪っているか,自省できる人はいないのだろうか。

 もし私がこんな単純作業を時間に追い立てられて押しつけられたら,それだけが原因で不登校になっただろう。

 わずかな「隙間時間」を何度か組み合わせて,総体としての「能力」を高めようとする個人の学習方法に使うのならいざ知らす,「ゴールのイメージ」がよく見えていない子どもに,パーツ=部品づくりだけをひたすら強いるような学習も,決して「自ら学ぶ意欲」や「主体的に学ぶ姿勢」を身につけさせるものにはならないはずである。

 子どもたちは,「バラバラ」で統一感のない学習を,ただ「飽きさせない」「集中させる」という目的だけで取り組まされていく。

 モジュール学習の問題点をきちんと指摘できる人は小学校現場にいないのだろうか。

 英語教育のプロは1人もいないはずだから,あとはだれかの言いなりになるしかないのだろう。

 教師も不幸だが最大の被害者になるのは子どもである。

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より