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民主主義社会の担い手をつくる社会科の授業

 帝国書院の中学校公民的分野の教科書では,民主主義を次のように説明しています。

>すべての人が意見や考えをもち寄り,方針やルールの決定に参加することによって,それぞれが幸せになるように努力する,これが民主主義です。

 このことを理解させるための中学校の授業とは,どうあるべきなのでしょうか・・・・・。

 
 昨日,本日と,平成28年度に教育実習を行う大学生などと一緒に指導案づくりや模擬授業を行いながら,「授業とは何か」を考える時間を過ごすことができました。

 ある学生が選んでくれたテーマが「多数決」というものだったので,

 「民主主義とは何か」を考える活動にもなっていきました。

 模擬授業では,「多数決で決めたはずなのに,実際に決まったことを心から望んでいる人が少なかった」という事例をもとにして,「みんなが納得できることをどのように決めるべきかを考える」ことが柱になっていました。

 私が注目したのは,生徒役の学生の意見の中に,

>話し合いでもめるのが嫌だから,さっさと多数決で決めた方がいい

 という趣旨の考え方が見られたことです。

>中心となる人物が決めてくれれば,みんなそれについていく

 ・・・・政治の世界でこういう考え方がどのような結果を招く可能性があるか,大学生ならわからない人はいません。

 しかし,実際の中学生ならどうでしょうか。

 「民主主義はめんどうくさい」

 という感想が出てくることも想定にいれて,それでも「民主主義」の考え方が大事なのはなぜかを訴える教師の力を重視するのか,本当の意味で子どもに気づかせることを重視するのか,現場の教師でも難しい選択です。

 大事なのは後者であることはだれでもわかっていることなのですが。

 
 今回の大学での教育実習準備では,「チームでの話し合い・準備・検討」を重視しました。

 そしてその成果も大きかったようです。

 まさにその実感を,子どもに持たせることができる授業が実現できることを祈っています。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より