よい本,授業,学習とは何か?
学年末の成績処理関係の事務作業で忙しい時期である。やらなければならないことはたくさんあるが,ついつい,生徒に書いてもらった「授業の感想」などを読んでしまう。
1人に対して返答を書く時間を1分としても,200分以上・・・4時間の作業を覚悟しなければならない。
感想を読むと,とりあえず自分が生徒に伝えるべきだと考えていたことは,しっかりと伝わったのだと安心できる。
教師は生徒の評価をしなければならないのだが,同時に生徒からも厳しい評価を受けている立場でもある。
あえて感想を書かせるときに,それが「心にもないこと」である可能性は排除できないが,どのような力がついたか,を問うことで,お世辞で誤魔化す余地をなくすことができる。
教師が自分の役割をいったん終えることができた,と実感することができるのが今の時期である。
よい授業とは何か?
生徒にとって,ためになる学習とは何か?
読書編の方で,「よい本」の定義としてとてもしっくりくる解説が冒頭でなされている新書本のご紹介をしたい。
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