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自分にとっての今の幸福感が,だれにとってのどのような不幸の上に成り立っているかの想像力を育むべき

 小中学生は,人格をかたちづくる上でとても重要な時期を過ごしている。

 当然,まだ身につけていない知識や技能がたくさんあり,それは本を読めばわかるというレベルのものから,実際に人と接することで「腑に落ちていく」ものまで,様々な種類のものがある。

 他人の「不幸」の状況が,自分にとっての「幸福感」に結びついてしまっていることがらを学ぶ時間も,どこかで保障してあげるべきだろう。

 高校生くらいになると,敵対する人間たちの不幸を見て,喜んでしまう人間は,「本来の人としての姿」なのか,そうではないのかを考えることができるようになる。

 日本にも,さまざまな障害があるために日常生活を送る上で苦しんでいる人々が多いが,心ない人は,こうした人から自分たちは「迷惑を被っている」という趣旨の発言をしている

 あまりにも視野が狭いため,自分が差別的な発言をしていることにすら気づけていないようである。

 「視野を広げる」という学校教育における社会科の目標の一つはこういう意味でも重要であり,教師は子どもたちの「視野を広げる」ために,ありとあらゆる教材を吟味して,「知識の獲得」以上に「心の成長」を促すべきであろう。

 本日付の日経の経済教室で,国際協力機構理事長の北岡伸一さんが「持続可能な開発目標」の視点から,日本の役割に対する提言を行っているが,ここで紹介されている「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の17の目標を示しておきたい(国際連合広報センターHPより)。

目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

目標7:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

目標9:レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

目標10:国内および国家間の不平等を是正する

目標11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

目標12:持続可能な消費生産のパターンを確保する

目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

目標14:海洋海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

目標16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より