差別のない社会の「不倫」バッシング
当初は腫れ物に触るように恐る恐る報じられていた「最近」の「不倫」報道は,
「選挙対策も万全」という皮肉が出た当たりから,正面切ってのバッシングが増えてきた。
本当に差別のない社会では,体のハンディを乗り越えての?「不倫」にも「正当なバッシング」ができるということだろうか。
一部の人を「着火」させたのは,本人からのカミングアウトではなく,配偶者からの「謝罪」であった。
まさかそんなところで「理想の妻」像がつくられてはたまったものではない,という感情もあるだろう。
「心の広い妻」
「夫に献身する妻」
「夫の過ちを許せる妻」
「どんなときでも夫を支えることができる妻」
・・・・お二人は,どのような「結婚式」をされたのだろう。
「どんなときもお互いを支え合うこと」を神に誓ったのか?
「どんなとき」とは,相手が不倫をしたときも含まれるのか?
「愛していない相手との」=「遊びとしての」不倫なら許されるのか?
以前に書いたように,「被害者」である子どもがいる可能性が高いから,学校の道徳の授業では扱いにくい題材である。
「自分が(道徳を)教えた子どもたちに謝罪しろ」とは,夜回り先生からの要求だっただろうか。
以前,「そういうこと」をしていた人から直接聞いた,という人の話を聞いたことがある(からあてにはならないかもしれないが)・・・
「あれはやめられないだろう。ギャンブルやアルコール,タバコと同じ。中毒だ。依存症みたいなもの。」
「許す妻」がいたら,なおさらで,いつでも妻が笑顔でいてくれるなら,子どもにも害がない,とでも言いたいようだった。
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