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« 国民不名誉症 ~頑張っても負けたら価値がなくなるのが「オリンピック精神」か?~ | トップページ | 子どもについていけない教師たち »

負け続ける戦略 ~中国に負けることの意義~

 日中戦争が泥沼化し,長期化する中で,太平洋戦争が始まった。

 この間,中国には「負け続ける戦略の意義」を唱える人がいた。

 中国は日本に負け続けていた方がよい。

 必ず国際的に日本が孤立する日が来る。

 日本に中国が痛めつけられ続けることで,日本は

 アメリカ,イギリス,ソ連を完全に敵にまわし,

 それぞれの国との戦争が始まれば,日本は敗れることになるだろう・・・。

 
 スポーツの世界でも,いまだに韓国では,日韓戦(韓日戦)に勝つことに異常な執着があるという。

 スポーツの政治利用は,今に始まったことではないが,そもそも国対抗での大会があることが,政府にとっては都合がよい。

 もし日本が中国との試合に負け続けるようになると,どのような政治的効果が生まれるだろうか。

 日本側からすると。

中国側からすると。

 日本が中国に負け続けると,中国の人が日本を今以上に嫌いになることはないのではないか。

 逆のことは,「日本憎し」の感情をかきたてることになる。

  
 オリンピックの場合には,そもそもこのような感情を生み出すことが目的の「国際的行事」ではない。

 「オリンピック精神」を子どもたちに教える教育が,東京都などを中心にして開始されることになる。

 どのような教育内容になるのか,そろそろ新聞紙上でも特集が組まれることになるだろう。

 「勝った」「負けた」「メダルをいくつとった」がすべてではない人間の精神の高潔さが尊ばれる教育はどのようにしたら可能だろうか。

 五輪の出場切符を獲得できなかった監督はクビ,という「結果がすべて」という動きは,「教育」の世界が目指しているものとは完全に正反対のものである。

 もし五輪に出場したら,どれくらいのスポンサーがついて,経済効果が何億円で・・・という話をされると,「要は金儲けのためにみんなやっている」ことがバレバレになってしまう。

 世の中には,「非道徳的」「反道徳的」なことに充ち満ちている。

 こういうことに批判的な道徳の授業をつくると,「反政府」的な思想をもたせることになっていく。

 政府主導で「道徳の教科化」を進めているが,自分で自分のクビを締めていく結果になることも想定しているだろうか。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
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  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
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  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より