Minecraftでの建築技術対戦
Minecraftというゲームに初めて取組む10歳と60歳では,
どちらがより魅力的な世界をつくりあげることができるだろうか。
60歳の人には,世界を旅したり,仕事や趣味を通して多くの人やモノに出会った経験があり,
10歳の小学生にはそれらが決定的に欠けている。
それなのに・・・・。
私には娘のつくっているような建物をつくる気力はない。
起伏の激しい広大な世界の,どこに何をどのようにつくるか。
娘はあっという間に決断し,「自分の世界」をつくりあげることができる。
建造物の破壊は指先一つでおわり,いくらでも再建が可能である。
試しにつくってみては,壊したり手直ししたり,自由自在にデザインしている。
空間認識が最も育ちやすい時期に取り組むと,その後の脳の発達にもよい影響が出るのではないかと期待してしまう。
ICTは,大人を超える子どもをつくれるということを信じたくない大人がいることはよくわかる。
もちろん,経験は最大の武器だが,大人というのは経験しない方がよかったこともたくさん持っている悲しい生きものである。
いかに幸福な人生を送っているか,不幸な人生を送ってきたかは,書かれている文章を読めばよく伝わってくる。
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