体のあとに心がついてくる
イチローの言葉として,雑誌に紹介されていたもの。
心理的に積極的になれないときは,
積極的であったときと同じ動きをとりあえず体でやってみる。
体を動かすことで,心がついてくる。
不登校のはじめは,「学校に行きたくない」といって,玄関から先に進めなくなってしまう。
校門までたどりついても,中に入れなくなる。
心のブレーキをなくしてしまう方法の一つが,
とにかく颯爽と学校に向かって歩いてみるというもの。
すると,いつの間にか「行きたくない」という気持ちが消えてしまう場合がある。
一方では,心が拒絶しているときには「無理をさせない方がよい」と言う人がいて,
また一方には,このように体の動きが心を変えてくれると言う人がいる。
「もしものときの保険」として,イチローの言葉をしまっておくのはどうだろう。
子どもだけではない。
教師にとっても似たような心になることはある。
子どもは,教師の歩き方で,異変に気づいたり,好調を察したりしてくれる。
子どもを裏切らない行動力が教師にはほしい。
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