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経済産業省と満10歳を迎える「社会人基礎力」

 総務省が「主権者教育」に,金融庁が「金融経済教育」,法務省が「法教育」にと,

 「教育」の分野に各省庁が積極的に乗り出し始めている。

 経済産業省は「社会人基礎力」の育成を支援し,創価大学の中にある「社会人基礎力協議会」が開催している「社会基礎力育成グランプリ」の梃子入れも行っている。

 「社会人基礎力」を構成する3つの能力は,

 「前に踏み出す力」(アクション)

 「考え抜く力」(シンキング)

 「チームで働く力」(チームワーク)とされている。

 教育現場で一般的に使われている言葉を使えば,

 主体性,課題発見力,協働性に対応するのだが,

 「働きかけ力」「実行力」「計画力」「創造力」「発信力」「柔軟性」などの12の「能力要素」も合わせて示されている。

 興味深いのは,「チームで働く力」の要素の中に,「情況把握力」という,いわば「空気を読む能力」が入っていることである。いかにも日本らしい能力である。

 この「社会人基礎力」は,今から10年前に定義づけされたものらしい。

 社会は大きく変化しているが,10年間変化しないものを掲げ続けているあたり,

 不易の部分を大事にしているようにも見える。

 学習指導要領も,同じようなスタンスでつくればよいのではないか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より