『学び合い』による跳び箱指導
『学び合い』の跳び箱の指導方法は,子どもたちに安全の確保を担わせるというものらしい。
得意げに「大勢が跳び箱を跳べる方法」を語る人の動画を拝見させていただいた。
「教師一人で安全を確保するのは無理である」とのこと。
組体操よりむしろ,こちらの方こそ規制すべき対象である。
自分の補助ミスによって,目の前で友達が脊髄を損傷する重症を負うリスクを子どもに負わせる授業はあってはならない。
安全管理について,頭で理解できていることと,実際に体で実行できることの間にどのくらいの「距離」があるかをわかっていない。
同様に,「口で言うこと」と,実際に頭の中で理解できていたり,体を使って実行することの間にも大きな「距離」があることも忘れてはならない。
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