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SMAP騒動から「奴隷とは何か」を考え,『学び合い』を検証する

 私は芸能界の内情を知る人間ではない。

 週刊誌やネットの記事を本気で信用している人間でもない。

 ただ,芸能人の姿の一端を垣間見ることはあった。

 父親がある理由で多くの芸能人と交流をもっていたが,どの方も自分の人生を本気で生きている人たちばかりだという印象をもっていたようだ。だからこそ,本気でサポートするための仕事を請け負っていた。

 今回のSMAPによる「生放送謝罪」は,「謝り方の基本」を教えてくれたという点で,

 教育の世界にはそれなりの効果があったが,いくら謝罪とは言っても

 「暗すぎる」その容姿や話し声から,様々な憶測を呼ぶものとなってしまっている。


 SMAPも,やはり普通の「芸能人」であった,・・・それは,「事務所を敵にまわすととんでもないことになる」ことを素人にも思い知らされることになったが,今回,最も印象的だったのは,

 「奴隷制」との共通点を述べていた人のコラムだった。

 「なぜ奴隷は逃げないか」という疑問への答えが,今回の騒動と重なってくる。


 詳細は述べないが,私がその後すぐに想像したのは,

 「主体性を育てる」などといううたい文句を踊らせながら,実は強力に子どもの主体性を奪っていると考えられる教育現場の実践である。

 職場が「奴隷」を育てているという面もあるかもしれないが,

 学校教育で,「奴隷」になりやすい人間を育てている可能性はないか。

 もっともっと教師は自分の実践の「闇の部分」に目を向けていくべきかもしれない。

 「光」に向かって歩かせているつもりでも,実は「真っ暗闇」に向かって進んでいるのを放置しているだけかもしれない,という「不安感」を捨て去ってはならない。

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より