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「異常++」たちの強さ

 LGに対する差別意識をなくすことは難しいだろう。

 特に「家の存続」や「少子化」を極端に気にしている人たちにとっては,

 「正常とは言えない」という価値観をくずすことは困難だろう。

 「異常++」と呼ばれた人たちの中で,

 そのような呼称をあえて自ら名乗るジョークで相手を惹きつける

 強さを持っている人もいるらしいが,

 言われて嫌な気持ちになる人が多いのは確かだろう。

 相手を傷つける意思が明確な場合は,

 確信犯的な差別主義者である。

 心の中までは強制も矯正もできないが,

 「こういう言葉を告げたら,相手は何の反論もゆるされずに傷つくだけで終わる」

 ことがわかった上で乱暴な言葉を使う文化は,

 ネット社会が広まるにつれて日本社会にも定着しつつある。

 小中学生のネットいじめはおそらくこれからも続発し,自殺者も後を絶たないだろう。

 人と人との直接的な肌感覚のコミュニケーションではないSNSでのやりとりでは,

 人を「強くする」ことはできない。

 「テレビ」では,間接的なかたちで「人間的なつながり」を目にすることができるが,

 LGの人々が活躍できる場所が,「テレビ」や「夜のお店」の中だけではないことを知る機会を増やすことが求められる。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より