教育ブログを悪用する方法
社員をうつ病に導く方法を指南するブログが公的な機関の調査の対象になっているらしい。
うつ病になりたくない人は,そういう方法を会社に教えるサイトがあることを知っておくことも,
防衛策の1つになり得ると思うのだが,
やはり看板の立て方には課題があると言えるだろう。
私のこのブログだって,
「指導力不足教員をうつ病にかからせ,辞職させる方法」
に応用することが可能である。
現場の中学生は,小学校の先生たちの評価を非常に厳しいかたちで言葉にしてくれる。
子どもにとっての良い評価という面でも,たとえば授業中にお菓子を食べさせてくれたとか,
こちらとしてはダメ評価の材料になる情報として集積される。
親が役員をしていれば露骨に教科の成績がよくなるとか,
子どもでもわかる「大人の事情」というのはたくさんある。
中学校でなぜ真実を述べることができるようになるかというと,
「不正ができない」ことに気づいてくれるからである。
公教育としてはそれが当たり前なのだが・・・。
子どもたちの大人観察は,大人の大人観察よりよほど鋭いものであるという実感をもちながら教育をしている人は・・・教師だけでなく,親も含めて・・・どのくらいいるだろうか。
保護者との面談でそれと悟られないように,
子どもが勝手に話し出した親の醜態を聞かなかったことにするケースがとても多い。
しかし,「いくら何でもそれはないだろう」という点は,
まずは事実かどうか,確かめざるを得ないときがある。
大人は,外では偉そうなことを言いながら,
自分自身は自分が批判しているようなことをそのままそっくり家でやっている,
ということが多いから,子どもなりに反抗する動機となるのである。
子どもは大人の真似をするからこわい。
中学生が書いているブログが,すべて真実に基づくものであるという保障はない。
~は~だ,と断定的に書いている内容が,ただの思い過ごしに過ぎないということは,いくらでもあるだろう。
ただ,その本人は,そういうつもりでいるのだ,ということを受け手は知ることができる。
真実であるかどうかよりも,
まずは相手がどう思っているかどうかを知ることが大切だ,という前提がなければ,
コミュニケーションなど成立のしようがない。
とりあえず,悪用されることは望まない,という意思表示だけはしておこう。
「悪用される危険があるから削除せよ」という話になると,
いずれ,だれも何も言えない時代になってしまうだろう。
« ココログ・ブログの隠された?機能 | トップページ | 学校に通いたくない先生たち »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「ニュースより」カテゴリの記事
- 止まらないビールの需要減(2018.12.30)
- 五輪ボランティアの数字を見て(2018.12.27)
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- 愛校心によって大切なものを失った経験から(2018.12.16)
「教育改革」カテゴリの記事
- 改正教育基本法第16条の問題点(2018.12.28)
- 今,手を抜いていると,公教育の民営化が本格化したとき,・・・(2018.11.24)
- 国後島で考えたこと~日本の教育(2018.10.02)
- 都合の悪いことに目を向けさせなくする教育(2018.09.08)
「リーダーシップ」カテゴリの記事
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
- マリオが総理大臣ならピカチュウを防衛大臣,ハローキティを外務大臣に(2017.12.02)
- 「大人になったら教師はいなくなる」は大間違い(2017.11.27)
- 準備体操なしで全力疾走させるような授業はアウト(2017.11.26)
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
「ブログネタ」カテゴリの記事
- 「大人になったら教師はいなくなる」は大間違い(2017.11.27)
- 歴史用語半減による「ゆとり」が生むもの(2017.11.19)
- 「功を焦る子ども」に成長が阻害される「弱者たち」(2017.09.26)
「教職教育」カテゴリの記事
- 「総合的な学習の時間」の指導ができるように教育できるのはだれか(2019.11.24)
- 生徒との対話の中から自然に目標達成へのルートをつくる(2018.12.26)
- 私でなくてもいい,私ではない方がいい(2018.12.14)
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
- 日本の教育に欠けている「適時的で適正な評価」の発想(2017.12.25)
「仕事術」カテゴリの記事
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
- 準備体操なしで全力疾走させるような授業はアウト(2017.11.26)
- 歴史用語半減による「ゆとり」が生むもの(2017.11.19)
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
- 成長をとめないために(2017.11.18)
「教師の逆コンピテンシー」カテゴリの記事
- 遠慮しないで情報を提供しろ!~いじめを見逃す環境との戦い(2018.12.29)
- 偶然の重なりと緻密な演出~インスタレーションから受けた刺激(2018.12.22)
- 子どもから有能感を奪い取る方法(2018.11.25)
- 量より質が大事なものと,質より量が大事なものとは?(2018.04.23)
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
「道徳」カテゴリの記事
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 五輪ボランティアの数字を見て(2018.12.27)
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- チコちゃんに叱られる~おやじギャグが言える年齢になると,ホンネも漏れやすい(2018.11.11)
- 道徳教育が成立するための条件とは(2018.10.31)
「教育実習」カテゴリの記事
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
- 日本の教育に欠けている「適時的で適正な評価」の発想(2017.12.25)
- 鉄道トラブルと学校教育の劣化の共通点(2017.12.23)
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
「教員の評価」カテゴリの記事
- 私でなくてもいい,私ではない方がいい(2018.12.14)
- ペーパーテストだけで「評価」ができる「教科」はない(2018.05.26)
- 子どもの人間関係に対する不感症の影響力(2018.03.28)
- 自分のダメさを完全に棚上げできる才能の伝授(2017.12.29)
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
「教員研修」カテゴリの記事
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
- 日本の教育に欠けている「適時的で適正な評価」の発想(2017.12.25)
- 鉄道トラブルと学校教育の劣化の共通点(2017.12.23)
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
「生活指導」カテゴリの記事
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- 1000人当たりの暴力行為発生件数ワースト5は(2018.10.29)
- 「成果」を出すための「時間」(2018.10.10)
- 子どもたちにとっての「迷惑行為」とは何か(2018.09.23)
「レジリエンス」カテゴリの記事
- 私でなくてもいい,私ではない方がいい(2018.12.14)
- 総合評価2点台の宿の快適さ(2018.11.06)
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
「アクティブ・ラーニング」カテゴリの記事
- 現場感覚のない人が社会感覚のない人にアドバイスを送る教育の世界の不思議(2018.12.01)
- 苦しいときほど笑って「感情の錯覚」を生み出す(2018.09.15)
- 教科独自の見方・考え方の意味や意義がわかるためには(2018.09.15)
- 「知らない」ことが持っている大きなパワー(2018.09.09)
- 子どもたちに多大なストレスをかけている道徳(2018.06.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント