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小中一貫校の方がかえって中1ギャップが顕在化する

 教員養成段階から見ても,日本の初等教育と中等教育は全くの「別物」と考えてよい。

 小中一貫校の先生方が,「小学校7年生が増えて困っている」と嘆いている話は以前にも紹介したが,

 いよいよ発達心理学の面から見ても,小中一貫校の欠点が明らかにされようとしている。

 公立の小中一貫校の場合,何が魅力かというと,

 「問題教員が配置されるはずがない」という安心感が第一に挙げられる。

 中高一貫校でも同じである。

 それなりに力量がある教師しか,配置されていない(ような気がする)。

 ただ,どんなに指導力があっても,

 子どもの発達にとって望ましくない環境が整ってしまえば,

 無理矢理よい方向へと持って行くのは至難の業である。

 最近,「エビデンス」という言葉が新聞等でも使われるようになっているが,

 教育の世界で「根拠」を示すことも,実は難しいことではある。

 日本の学校現場のデータを公開してほしいと,

 『「学力」の経済学』の著者の中室牧子さんは訴えている。

 まさにその通りだが,文科省にとっては都合の悪いデータ(財務省にとっては都合のよいデータ)ばかりだから,ガードが甘くなることはないだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より