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自分の手の届かないところの話はしない

 アクティブ・ラーニングをにわか仕込みで高校で導入しようとすると,

 小学校よりレベルの低い授業になってしまうケースがある。

 営業妨害になるかもしれないから具体的な事例を紹介するのはやめておくが,

 教師はやたらと「背伸び」をしたがる悪い癖があるから,直接伝えてくれるだれかが必要である。

 生徒が優秀な学校にやって来て,

 アクティブ・ラーニングをしているところを見て,

 「生徒が優秀だからできる」と恥ずかしげもなくコメントする人間がいるが,

 教師は生徒を優秀にするのが仕事であり,

 もし優秀な生徒がいたら,もっとできるようにするのが仕事である。

 学習状況に課題を抱える生徒を多く抱えているのであれば,

 その改善策を探らなければならない。

 それもアクティブ・ラーニングである。

 「できる」学校で「できる」生徒を見て,真似しようとしても,それは無理である。

 「できない」生徒を「できる」ようにすることが教師の使命である。

 いきなり偏差値40の生徒が60になったりはしない。

 「できる」ことから前に進むしかない。

 自分の手の届かないところの話ではなく,

 まず「できる」ことは何かを考えるべきである。

 そのときの注意事項は,「今よりレベルを下げてはいけない」ということ。

 アクティブ・ラーニング「もどき」を実践すると,目に見えて学力は下がっていくだろう。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より