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そんなに子どもの未来は暗いのか?

 斬新な教育というのは,成果が上がらなければ叩かれる。

 小学校の教師は,目先の成果を手に入れたくて,100マス計算などにすぐにとびついたりしたが,

 別に教員免許をもっていなくてもできてしまうような仕事に疑問を感じる人が少なくなかったようだ。

 「そんなことをしている時間があったら,他にいくらでもすることがあるはずだ」とは

 思えないほど,小学校というのは時間の使い方に苦労しているようである。

 その代表的な例が,45分間という尺がもたないために,15分×3のようなユニットに分けて

 授業をするというものだった。

 私がたまたま授業参観にいったとき,15分で別の内容に切り替わるとき,子どもが教師に訴えていた。

 「続きをやりたい!」

 しかし,教師は指導案どおりに授業を進めることを最重要視していたようで,子どもの希望は無視された。

 中学校では,絶対にあり得ない15分×3のユニット方式が,なぜ小学校では「よい方法」として認識されてしまうことがあるのか。

 話は簡単で,「内容に乏しい」からである。

 「子どもをひきつけることができる内容」」を教師が用意するゆとりや能力がないから,

 15分以上,1つの単元で学習を継続することが困難だからだろう。

 
 「教師が子どもに興味・関心をもたせる授業ができない」ことが公然の事実になってしまったために,

 『学び合い』の方が効果が出ることが証明されたりもしている。

 教師は「見取り」だけやっていればよいという。

 
 子どもの未来が暗いという実感を強く抱くことになる原因は,さまざまである。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より