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ペーパーテストの機能を軽視することによる学力低下問題

 公立の小学校や中学校で,「テストが好きか嫌いか」というアンケートをとったら,多くの児童生徒が「嫌い」と答えることは目に見えている。

 「嫌いでも栄養のあるものは食べるべきだ」という話と同様に,

 「嫌いだからといって避けていてはいけない」ことは,子ども自身がよくわかっているはずである。

 しかし,「嫌いなものを強制する」といって反発する子どもを抑えられない教師は,

 本当にテストをやらなくなってしまう。

 親の苦情も避けたいがために,
 
 給食で,「嫌いな食べ物は残して良い」という指導も近年では当たり前になっているところもあるらしい。

 「好き嫌い」にやたらとこだわって,

 「いかに好きになってもらおうか」と考えるのが小学校教師の思考パターンである。

 中等教育より上の世界では,

 「好きとか嫌いとかの問題ではない」ことが当たり前になるが,

 この「ギャップ」は非常に大きい。

 小中一貫校をつくってしまうと,

 そもそもが「ギャップ解消」のためだから,

 9年間全部が「小学校風」になりかねない。

 真性の小学校9年生が,高校受験に臨むことになる。

 ペーパーテストには,「次の学習に進むための準備が整っているか」というチェックを行う機能もある。

 「準備ができているかどうかわからないのに,どんどん先に進む」ことがよいことなのかどうか。

 「ペーパーテストといえば,成績や順位をつけるためのもの」と固定観念でとらえている人間は,

 「評価にはさまざまな機能があり,異なる時期に異なる目的で実施するものがある」ことを,

 あらためて教職課程の学習に立ち返るつもりで復習しておいてほしい。

 少なくとも,「プレテスト」「ミッドテスト」「ポストテスト」の目的と結果の活用法くらいは理解した上で,実際に運用することで「テストの大切さ」を実感しなおしてもらいたい。

 私の実感では,これらのテストとは別に,「(学習したことがらを)忘れかけた頃のテスト」が非常に有効的である。

 単純に「覚えていた」ということではなく,「理解できていた」ことを証明できるようなテストづくりに励んでいきたい。

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
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  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
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  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
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