見かけは弱いが怖い台風と『いじめ』
台風18号は,『いじめ』の構造やその恐ろしさを見せつける災いをもたらすかもしれない。
外見上,中心となっているものはそれほど強くはなくても,
「周辺」が時間をかけて,じわじわと追い詰めてくる。
『いじめ』には台風のように過ぎ去っていくタイプのものもあるが,
『いじめ』られた側の心は「台風一過」とはいかない。
最も警戒すべきものは何か。
見逃してはならないものは何か。
最も警戒すべきものが,一番見逃しやすいという落とし穴があることを忘れてはならない。
台風にしろ,ゲリラ豪雨にしろ,リアルタイムの雨雲レーダーをスマホでいつでも見られる環境はありがたい。
運動会練習を1時間室内に切り換える判断などは,レーダーのおかげで可能となった。
『いじめ』専用レーダーはつくれるだろうか。
物理的なものの動きで,何かを感知できないだろうか。
LINE上の語彙検索で可能にする技術はすぐにできるかもしれない。
教室における物理的な動きの観測対象になるのは,「目」である。
「目」の動きを感知するレーダーの精度は,子どもの方が高いかもしれない。
教師の方も,負けてはならない。
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