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U-18野球W杯に見る「日本の力」

 昨日の晩は,プロ野球の巨人・中日戦とU-18野球W杯の日本・アメリカ戦がほぼ同じ時間に放送されていました。

 3安打で勝利し,阪神とのゲーム差を2に縮めた巨人の野球も意味がないわけではありませんが,
 
 「王者」と称されるアメリカを3-0で破った球児たちへの活躍に私は釘付けになってしまいました。

 インタビューからもわかるように,国際大会ではボークの基準が異なるようで,

 日本ではボークにあたる動きからの牽制球で,何人かがスタートをきり,

 そのうち2つが「結果オーライ」を招くこととなりました。

 攻撃面での采配が素晴らしかったのは,ミスがあってもどんどん次の塁を狙わせた点で,

 チャレンジ精神がよい方向へと影響した試合だったと思います。

 高校1年生の清宮選手に結果は出ませんでしたが,ホームラン性の距離のあるファールを打つなど,見せ場はつくりました。

 最後は2盗を刺して終わるなど,バッテリーの素晴らしさが守備の柱になっていましたが,

 慣れないナイターの試合で「王者」を完封できたことはさらなる自信につながったでしょう。

 各高校の実力のある中心選手が集まった日本代表チームですが,

 まとまり観という点での,アメリカにとっては非常に大きなプレッシャーになったのではないでしょうか。

 甲子園に出場していない高校からも素晴らしい選手が選ばれている点なども,

 チームづくりをする裏方のすばらしさとして評価できると思います。

 大正時代に大学野球人気がすさまじくなり,「野球害毒論」キャンペーンが新聞で展開されたときに,

 野球というスポーツのチームづくりの素晴らしさが,リーダーの方針や教育を誤ると真逆に作用する点は指摘されてきたと思います。

 「最高の教育」を「最悪の教育」に貶めてしまうことにならないように,

 リーダーが舵取りを誤らないようなフォローをする仕組みがあるかどうか,

 教育現場でも確認しておきたいところです。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より