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「おたがいさま」精神を涵養するための防災週間の取組み

 防災教育は,法教育,金融教育,資源・エネルギー教育,消費者教育のような学校教育に求められる新しい課題の教育の中で,今後,より身近で切実感の高いものになるだろう。

 すでに地域社会での取組みが最も進んでいるのが「防災」であるとも言える。

 学校での「防災教育」は,ただ単に校舎内での「避難訓練」に終始するのではなく,地域社会の「防災活動」との連携を強化すべきだろう。「児童・生徒の引き取り訓練」レベルではない活動が期待される。

 日本は古来より多くの自然災害が発生する「災害大国」である。

 「経済大国」などという地位は,わずか数十年程度でできたものだが,国ができる以前より,大きな災害にいつ見舞われるかわからない場所に住んで生活してきた祖先がいる。そして祖先たちが残してくれた貴重な知恵もある。

 「戦災」も含めれば,環濠集落などは広い意味での「防災遺跡」「減災遺跡」である。

 「災いを減ずる」ための行動は,「災害発生後」にも問われるのが,

 「避難民」たちへの支援である。

 「もったいない」,「おもてなし」など,世界の人々が注目してくれるきっかけがあった日本語だが,

 「おたがいさま」精神は世界の国々,さまざまな宗教のなかにも存在する。

 言葉はあっても行動がともなわなければ,言葉は死んでしまう。

 企業にはさまざまな社会貢献が求められているが,

 学校ができる社会貢献も模索していくべきときだろう。

 ゴールドマンサックス証券に勤めている後輩が,会社の社会貢献活動が自分の人生にとって,

 たいへん意義のあるものになっている,という趣旨の講演を母校でしてくれた。

 学校に通っている生徒たちにも,「人生を豊かにする」ほどの地域貢献活動を体験させてあげたい。

 自治会や町内会との連携も含めて,私もできることを探ってみようと思う。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より