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織田信長の「天下布武」の「天下」とは?

 「天下」が日本全体を示すというイメージは,「天下統一」などの言葉によって強化されている面があるでしょうが,

 昨日放映されたNHK「英雄たちの選択」の

 『信長は本当に天下を狙ったのか~新発見・幻の上洛計画』では,

 「天下」=「畿内」という考え方について,なるほどと思われるコメントをうまく構成してありました。

 京を中心とした5つの国の平和(天下静謐)を将軍権威の復活のために果たしていく・・・・

 信長の革新性よりも,

 伝統的権威を利用するというパターン化された行為に注目し,

 「本当の革新とは,革新そのものを目指すことではなく,現状の枠組みの中で精一杯やった結果として生まれてくる」といった価値観も披露されていました。

 この話を聞いて真っ先に思い立ったのは,

 新しいものを次々に導入させられ,しかもその成果があまり見られないという教育現場の苦悩です。

 小学校英語は,日本人にとって非常に大切なもの(いわゆる「学力」そのものも含めて)が失われる最悪な政策だという意見もあるようですが,今までの総合的な学習の時間にしろ,週5日制にしろ,実際には失敗に終わっているのが現状です。

 ごくごく単純な話ですが,教科指導をしっかりやる。

 生徒指導をしっかりやる。

 進路指導をしっかりやる。

 この3つがしっかりとできないままで,アクティブラーニングだなんだと言っても,何の価値もないことです。

 
 畿内制圧という「天下布武」のように,もう少しスケールの小さな目標を掲げてみたらいかがでしょうか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より