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サメの海岸接近と大地震の関係~情報リテラシー学習と防災・減災学習の両立

 今が長期休業期間中でなければ,中学生が学校で話題にするかもしれないことが,

 「海岸へのサメの接近は,大地震の前兆ではないか?」という話である。

 すでに,ネタを披露してくれているところもあるようだが,

 もちろん因果関係を証明するものはないだろう。

 静岡市清水区の海水浴場では,サメの死骸が発見された。

 恐怖心や不安をあおる材料としては格好のネタだが,

 今最も心配すべきは,想定していた稼ぎがふっとんでしまいそうな

 「海の家」を経営する方々のことである。

 「遊泳禁止」が決まれば,商売あがったりだろう。


 海水浴を楽しんでいる人たちにとってサメは心配だろうが,

 地震の方も,いつやってくるかはわからない。

 桜島は噴火寸前になっているし,可能性はほとんどゼロかもしれないが,

 日本にある複数の火山が同時に噴火することだってあり得る。

 火山の噴火と巨大地震が重なれば,人々の不安はどうしたって高まってしまうだろう。


 ネットにあげられた「注目されること自体を重視した記事」を真に受ける人は少ないかもしれないが,

 本当に心配になる子どももいるかもしれない。

 だから,情報リテラシー学習は今の時代,とても重視されていいものに違いない。


 一方で,防災や減災の意識を高め,準備を怠りなくしておく姿勢を身につけるのにもよい機会である。

 視聴者が多いメディアでサメと大地震を結びつけるようなコメントは控えてほしいが,

 こちらも視聴率を高めるためにやらかすかもしれないことを念頭にしつつ,

 防災意識を確かなものにする工夫とセットにしてなら,報道のよい機会かもしれない。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より