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池上さんのポカ?~高校野球史解説~

 今朝のニュース番組で,池上彰さんの高校野球解説史が紹介されており,とても勉強になりました。

 高校野球はそもそもニュースが少なく「夏枯れ」の時期の問題を克服しようとして

 新聞社が主催するようになったとか,

 主催を始めた朝日新聞は,その4年前(1911年)には,野球の害毒論のキャンペーンをはっていたとか,

 それに対抗して読売新聞が野球擁護のキャンペーンで対抗するとか・・・。

 新渡戸稲造が「野球はスリみたいな能力を高める」と言って批判していたことはどこかの本で読んだことがあったのですが,初耳の情報もいくつかありました。

 戦争直後は米軍に甲子園が接収されており,アメリカ人が

 野球などを楽しむために使っていたとか・・・。

 戦後すぐの大会では,GHQから各校の選手にボールを贈ってもらえるセレモニーがあったとか・・・。

 
 ところで,このGHQからボールを贈られた経験のある方へのインタビューも行われて映像があったようなのですが,時間オーバーで放送できなかったことを池上さんが詫びるシーンがありました。

 折り込み済みだったのか,それとも本当に池上さんのポカだったのか,

 真相はわかりませんが,朝のナマのニュースであれだけの質と量の内容を原稿も見ずに解説されることは常人には無理なことです。

 社会科の教師は毎日そんなことをしているわけですが,そんな話のせいで,時間が足りなくなるのはいつものことで・・・。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より