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格差をなくそうとする教育が格差を広げる

 小学校英語熱がしばらく続きそうです。

 本当に他にやることがないのであれば,反対する筋合いのものでもないかもしれませんが,

 ある先生から気になる情報を耳にしたので記事にしておきます。

 どこかの自治体の話なのでしょうが,小学校での英語の活動を低学年から始めているところがあるのだそうです。

 しかし,その子どもたちが,英語ができるようにはなっていない。

 むしろ,「しっかりと嫌いになって」中学校に進学することになってしまっている。

 どうしてこういうことが起きるのでしょうか。

 小学校の先生の能力の問題として片付けてしまうこともできるのでしょうが,

 もっと根本的な何かが隠されているような気がしています。

 「格差をなくしたり,縮めようとする目的の改革が,かえって格差を拡大してしまっている」

 英語教育だけの話ではないような・・・・。

 要は,「やらされる仕事ではダメ」という一言に尽きるのでは?


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より