ウェブページ

最近のトラックバック

本の検索・注文


  • サーチする:
    Amazon.co.jp のロゴ

« 道徳の教科化で強化してはならない「ゆがみ」「ひずみ」「ねじれ」 | トップページ | 「全国学力調査」を入試で活用すると,何が起こるか? »

あまり知られていない成績を上げる方法

 たとえば算数の学力を向上させようとする場合,

 子どもの理解度に合わせて,難易度の異なる問題を解かせる必要がある。

 四則演算も満足にできない子どもに,難関中学の入試問題を解くことは最初から不可能であることは言うまでもない。

 逆に,難関中学の入試がスラスラ解ける子どもに,100マス計算をさせる意味はない。

 子ども1人1人の学力を向上させるためには,

 それぞれの学力に応じた「骨があってぎりぎり解けそうな問題」に取り組ませることが最も効果的である。

 ICT機器が,このような学習に対応できる日が来るのを待ちたい。

 このような学力向上策は,進学塾では何十年も前から行っている。

 ただ,進学塾の場合,テストが終わった後に,簡単な解説を行うところはあっても,

 その解説部分に相当の時間なり力を入れているところはあまり多くはないかもしれない。


 普通の学校でもできる学力向上策は,「テスト後」の学習をできるだけ充実させることにある。

 こういう指導を行っている学校が少ないことは,そもそも学力向上関係の調査でその有無を問う質問項目がないことからもわかる。

 普通,学力向上関係のアンケートは,「それをやっている学校(生徒)は得点も高い」といった相関をとって,対策を立てやすくすることがねらいである。

 アンケートで問われていないことを,わざわざ自ら行おうとする「創意工夫」が見られる学校はほとんどないはずである。

 繰り返すが,学力向上策としてお金がかからない最良の方法は,

 テスト後の学習をしっかりと行わせることにある。

 
 すぐにでもできる方法は,テストの解き直しをさせるノートをつくらせることである。

 できれば全教科,解き直しノートをつくらせたい。

 
 子どもによっては,このノートを仕上げるために,テストの前よりも勉強しなくてはならなくなる。

 
 長文で答える問題などが時間がなくてできなかった場合は,

 このノートに自分なりに考えて書くことができる最良の答えをしたためて提出する。


 教師は,その答えも真摯に受け止め,総括的な評価に生かすべきである。

 同じ問題を解いて,少しでもできるようにしていくことが,受験のときの力を左右していく。

 ただテストをして,ダメでした。次はがんばりましょう,では,学力は向上しない。

 次とは,同じ問題をきちんと解けるようになることを指すようにしたい。

 そして,実際に繰り返し解かせてみることが大事である。

 特に算数・数学はこれを実践してほしい。

 基礎・基本の徹底とは,こういう取り組みを行ってこそ,「やっています」と言えるのである。

 全部の問題を繰り返させる必要はない。

 「繰り返し」だけで学力が伸びるはずの子どもが,
 
 「やらせっぱなし」で終わっていることが気の毒でならない。

 
にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へにほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
教育問題・教育論 ブログランキングへ

« 道徳の教科化で強化してはならない「ゆがみ」「ひずみ」「ねじれ」 | トップページ | 「全国学力調査」を入試で活用すると,何が起こるか? »

教育」カテゴリの記事

学習指導要領」カテゴリの記事

教育改革」カテゴリの記事

リーダーシップ」カテゴリの記事

学習の評価」カテゴリの記事

学力向上」カテゴリの記事

教職教育」カテゴリの記事

仕事術」カテゴリの記事

教師の逆コンピテンシー」カテゴリの記事

教育実習」カテゴリの記事

ICT教育」カテゴリの記事

教員の評価」カテゴリの記事

教員研修」カテゴリの記事

グローバル人材」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: あまり知られていない成績を上げる方法:

« 道徳の教科化で強化してはならない「ゆがみ」「ひずみ」「ねじれ」 | トップページ | 「全国学力調査」を入試で活用すると,何が起こるか? »

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より