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親の恥を一身に背負う子どもの悲惨さ

 「こうすれば子育てがうまくいく!」なんていう本の著者の子どもの状況によっては,

 親が恥をかいているのか,子どもがかかされているのか,判別しにくい。

 「こうすれば学級づくりがうまくいく!」なんていう本の著者のクラスの子どもが

 中学校に進学すると,「その場限り」のものにすぎなかったことがわかったりもする。

 自分の都合のいいようにものを動かそうとする教師と何年かいっしょにいると,

 行動パターンがそっくりになってしまう。

 世の中に「こうすればうまくいく!」なんてことがそこらじゅうに転がっていたら,

 さぞかし住みやすい世界になるだろうが,そういうしつけ?で育った子どもたちは

 「うまくいかない」ことですぐにやる気をなくすから,結局何のために

 「うまくいったことにした」のかわからない。

 恥ずかしいのは,親なのか,子どもなのか。

 教師なのか,教え子なのか。

 私は子どもの写真を雑誌や著書の表紙に掲載することは絶対に反対である。
 
 その理由はもう説明する必要はないだろう。

 最も気の毒なのは,やはり子どもたちである。

 ある親は,

 クラスの親たちに対して,

 Aをしなさい,Bをしてはいけません,と言う。

 そのくせ自分は,

 Aはしないし,Bはするし,言っていることとやっていることが全く違う。

 親だけが恨まれるのならまだましだが,そうは問屋が卸さない。

 教育ブログには,「ブログの書き方」を指南してくれるサイトがあるようだが,

 教え子がいないことだけがせめてもの救いである。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より