トップはだれに育てられるか
校長や指導主事は教師たちに育てられる。
そういう実感を持っている人がトップにいる組織は強い。
一方で,自分はトップなのだから,部下が言うことを聞くのは当たり前だ,という程度の認識しかないただの公務員がトップにいる組織は気の毒である。
国のトップや国の教育のトップは,自分たちの権威を自ら下げようと躍起になっているように見える。
国立大学がそのへんの公立小学校と同じレベルに見えてきた。
ある地方の国立大学にたまたま学会で訪れたら,とんでもない老朽施設だった。
ある国立大学が科研費をとって研究している大学院生の指導案を見て愕然とした。
教育実習だったら「不可」をつけざるを得ない代物だった。
こういう場所には人材は集まらないだろうから,見捨てられるときの口実をせっせと生産しているようにみえる。
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