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テストの採点に24時間

 2日間,テストの採点の最終チェックのために徹夜となりました。

 土日も採点していたのですが,2つの学年の400人分が終わらず,返却日の直前にやっと完了しました。

 どこかの教育委員会が,

 「残業をしないですむ」ようなしくみを作りたがっているようですが,

 それをしないですむためには選択問題だけとかマークシートを使うようなつまらない問題にせざるを得ません。

 結果として子どもの学力は向上せず,ますます公立学校が「しかたないから通わせられるところ」になってしまいます。

 学力向上のためには,テストが終わった後も大事であることは言うまでもなく,

 今週末は自主課題のチェックに追われることになります。

 今回のテストでは,中1と中3が同じ問題に取り組むという箇所があり,3年間で培った力を中学校入学間もない中1と比較されるというちょっと残酷な面もありますが,今度は2年後のテストがまた楽しみになってきます。

 「戦争のない世界をつくるためには何が必要か?」を8つの面から考える問題で,

 テスト中には2つ答えればよく,テスト後に別のプリントで残りの思い浮かべられるものをすべて書いて提出,という手続きになっています。

 中3になると,現実的な課題を想定してしまうためか,記述がためらいがちになり,楽しく読めるのは中1の作品です。

 生徒が挙げてくれた方策を実現するためにはどうしたらよいか,という課題意識をもちながら,通常の地理,歴史,公民の学習を進めていく予定です。
 
 中3には,「国連が世界を変える60の方法」(国連広報センター)という資料を配布してあるのがハンディキャップですが,知識を十分に活用できるかどうかは,個人差があるでしょう。

 ある生徒にはこう言われました。

 「戦争をなくしていいんですか?」

 今回のテストには,「~が戦争をやめられない理由」という副題がついた本のイラストを活用していました。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より