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学校における「次の不祥事」「次の大事故」を防ぐために

 何か問題が発生すると,原因を特定するために調査を行う。

 この原因究明の過程で,実はもっと重大な問題が起こりかねないことに気づいてしまうことがある。

 このとき,「今の仕事の目的ではないから,気づかなかったことにする」のか,

 「今の仕事の目的は,このような問題が起こらないようにするためだから,きっちり気づいたことを報告する」のか,

 自分ならどちらが選択できるかと考えてみてほしい。

 実は,組織で仕事をしていると,後者よりも前者の方が都合がよいことに気づく場面がある。

 「組織」とは,仕事を効率的に行う集団としては優れた面があるが,

 「組織内の問題点を明らかにする」機能は十分にはたらきにくい。

 学校という職場では,この「組織」が生活指導部だったり,学年だったりする。

 もちろん,学校運営の観点からすれば,学校全体だったりもするし,教育委員会も含めての「組織」だったりもする。

 保護者の立場で見てみると,どこかで「組織内部を守る」ための壁があることを感じざるを得ない。

 本当の意味で「開かれた学校」にするためには,暇をもてあましている校長が学校だよりをしたり,PTAの接待をしたりしている場合ではないはずである。

 何が問題になり得るか,できれば議員がそれなりの役割を果たしていただきたい。

 少なくとも,学校を子どもが安全・安心に暮らせる場にするための,耐震工事の徹底など,できることはいくつでも見つかるはずである。

 学校内部で今,最も求められているのは「リスクをコントロールする技法」に関する知識を習得できる研修ではないか。

 「いじめ防止」「セクハラ防止」などせまいテーマの個別的な対処法ではなく。

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より