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80歳の店主の仕事

 私の母はまもなく80歳になるが,現役の自営店経営者である。

 近所に比較的大きな病院があるため,その帰りの客が立ち寄ることも多い。

 母の愚痴は,ただしゃべるためだけに来店する客?が多いことで,

 3~4時間平気で居座ることもあるとのこと。

 「長生きしよう」と必死な高齢者は思いの他多く,病院の診察券も15枚以上も持っている人がいる,という漫談ネタも,母から耳にした。

 その大好きな病院?の先生から,「もう来なくてよい」と言われた,という愚痴をこぼしに来店する。

 こういう愚痴をこぼせる相手がいるというのが長生きの秘訣なんだろうと想像する。

 母の場合は,聞き側の人間だから,逆にストレスもたまるのではないかと心配になる。

 町の商店街に,このような「おしゃべり」のために入れる店が,今,どのくらい残っているだろう。

 買い物客ではないことは明らかでも,サービスでお茶などを出してくれる店が。

 私と母が住んでいる自治体では,まだ「商店街」が機能している。

 大型の商業施設も展開しているが,住宅密集地であり高齢化が進み,単独世帯も多い。

 だからコンビニもたくさんある。

 町の商業施設の未来は,どうなっていくのだろう。

 商店街の店の後継ぎはいなくなり,個人店舗が消えていく一方で,コンビニの機能がどんどん拡大していくことになるのだろうか。

 私も「お店番」ができた30年前と,今とでは,情報化の進展では社会の「便利さ」は飛躍的に向上した。

 しかし,それだけで「豊かになれた」と感じるのはただの幻想ではないかと思われる。

 店には,体が不自由な方も入られる。知的障害を抱える方も来店する。

 80歳の店主は入る人を拒まない。

 半世紀以上,同じ場所に店を構え,来る日も来る日も来店者を迎え続けている。

 そんな平穏な毎日が過ごせる地域の方々には感謝したい。

 しばらくぶりに,真面目に選挙演説を聞こうとする気になった。

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より