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自分新聞紙面づくりで「ふり返り力」を高める

 子どもの自尊感情を高めるには,自分自身の行動に対して,他の人から見ても

 「よくやっている」「頑張った」「よい行いだ」と評価されるようなことを,自分自身で

 きっちり認め,励ます,という毎日の積み重ねが効果的です。

 実物をつくる必要はない(もちろんつくってもかまいません)のですが,

 「自分新聞づくり」のイメージでふり返ることができるとよいでしょう。

 1日でも,隔日でも,週2でも,週1でもかまいません。

 まず,トップニュースは何でしょう。

 コラムのテーマは何でしょう。

 「気になる人」の近況はどうでしょう。

 「特集」を組むとしたら,どのようなテーマにするといいでしょう。

 取材はどうしよう。

 だれにインタビューをしようか。

 「声」(投書)の欄はどうしよう。

 新聞作りには,いろいろと下準備が必要です。

 もちろん全体の構想からです。

 編集長は自分だし,記者も自分。読者も自分です。

 これを,「人に読んでもらうもの」にしてしまうと,

 どうしても「見栄」とかが芽生えてしまって,よい新聞にならなくなる可能性があります。

 新聞をつくることが目的ではなくて,

 自分をふり返り,よりよい行動,生活,新しい目標などを見つけていくことが目的です。

 人は,どうしても手段の方にふりまわされて,いつしかそれ自体が目的になってしまうことがあります。

 ですから,頭の中で紙面構成を考えるだけでもよいのです。

 想像力を豊かにすることも大切です。

 「声」の欄には,「20歳の自分より」「30歳の自分より」「40歳の自分より」「臨終間際の十分より」

 など,たくさんの登場人物が想定できるとよいでしょう。

 自分が,「たくさんの自分」に見守られている感覚,

 これを「自尊感情」としてイメージさせてみたいと思っています。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より