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戦後70年~未来志向の情報発信

 未来志向の発想ができるようにするために,
 
 失敗の原因を探っていく思考と同時に,

 目的が何であったか,何であるべきかを探っていく思考が重要であることはよく知られている。

 「戦後70年」をどう位置付けるのか。

 週刊東洋経済の最新号の匿名記事では,お二人の天皇の言葉が紹介され,高い評価が述べられている。

 パラオを訪問された天皇のお言葉。

>この地域の人々が,厳しい戦禍を体験したにもかかわらず,戦後に慰霊碑や墓地の管理,清掃,遺骨の収集などに尽力されたことに対して心から謝意を表します。

 そして,昭和天皇のお言葉。米国訪問が叶ったら行いたいこととして,

>貴国がわが国の再建のために,温かい好意と援助の手を差し伸べられたことに対し,貴国民に直接感謝の言葉を申し述べることでありました

 そして,

>たとえ今後,時代は変ろうとも,この貴国民の寛容と善意とは,日本国民の間に永く語り継がれていくものと信じます

 と締めくくられている。

 外交の目的とは,他国との対立を深めるためのものではないはずである。

 自国の立場を明確にすることは大事だが,

 「あなたたちの国に対して,自国が恩恵をもたらした」ことを自分から言うことが友好を深める方法ではないだろう。

 それを他国に言ってもらえるような国になること,

 他国に言葉をかけてもらえるような国になるために,

 同じような言葉を他国にかけることが重要なのだろう。

 もし日本が,

>日本が列強の植民地支配を終わらせた

>日本がアジアにおけるインフラの基礎を作った

 ということを「自ら」宣伝する国になったら・・・。

 民主主義より,天皇親政にかえることを望む人が増えるとは思えないが・・・。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より