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自分の立ち位置を柔軟に変えて思考できるかどうか

 語学留学の訪問国を,フィリピンにするか,イギリスにするか。

 同じお金を全部使い切る期間だけ,訪問できるとしたら,どちらを選ぶか。

 それはなぜか。

 理由を確かめると,それは逆の方がよい,と判断できる根拠が見つかることもあるでしょう。

 「学び合い」の価値とは,そのような場合に認められることになります。

 ただ相手の主張を聞くだけ聞いて(聞き流して),「きみはきみ」と突き放すのではなくて,

 「自分の立場だったら,これこれこういう理由でこうだが,改めてあなたはどう考えるか」

 という投げかけができるような人が,教師にはむいています。

 さらに,「あなたの場合は,これこれの理由から,これがいいのではないか」

 とすすめたり,そういう状態に気づかせたりするヒントを与えられるといいですね。

 これから採用試験でも,討論場面を面接官が見ていて,

 「よいよい教師の資質」を見抜こうとする問題が出題されるかもしれません。

 子供の立場だったら,こういう言われ方をするとうれしい,

 というものが思い浮かぶ人にとっては,難しい課題ではないでしょう。

 頭の柔軟性に欠ける印象のある教師がいます。

 年をとるにつれて,「立ち位置を変えて思考する」ことが面倒くさくなるのかもしれません。

 こういう教師は子どもたちの指導も,非常にいい加減・投げやりなものに見えます。

 教師自身が「反・道徳」的教材になっています。

 頭の固い人に,道徳の指導は向きません。

 特別の教科・道徳では,子供による教師の評価が最も有効的かもしれません。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より