「既成メディアも危険をおかしての取材姿勢を学ぶべき」という指摘の危険性
「ジャーナリストらしいジャーナリスト」には危険がつきものである。
「ジャーナリストらしいジャーナリスト」が求められる空気がその危険性をさらに高める。
今朝のテレビのニュースでコメンテーターのだれかが発言した瞬間に,
「既成メディアの中から第二,第三の後藤さんが生まれる」危険性を直観した。
確かに,フリーのジャーナリストが得た情報を提供するだけなら,メディアに「取材能力」は求められない。
「ときと場合を考えろ」という指摘が通用しなくなることがおそろしい。
新たな犠牲者を生み出さないための知恵を,メディアの方もしぼって発信するべきである。
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