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イスラム国の要求と「疑似命題」の関係

 週刊東洋経済に連載されている佐藤優のコラムのタイトルを紹介した。

 「非現実的な要求は対日戦争の予告」であるというドッキリする内容であるが,

 イスラム国の構成員らしき男性の要求である

 「72時間以内に2億ドルを支払う」ということの不可能性がよくわかった。

 「疑似命題」という,質問の仮定や前提が間違っていたり,検証できない事柄によったりするために,答えがそもそも存在しない問題のことが,教育の世界でときどき話題になることがある。

 そもそも「中身」がないものに対して,「中身がないのはいかがなものか」と批判しても何にもならない。

 問題は,「こんなの読むのは時間の無駄」と言っていられる教育の世界はよいのだが,税金を投入して「無駄な議論」をされたらたまらない。

 「議論ばかりして決断しない政党」は,今でも政治から国民を離れさせる原因になっている。

 ただ,「議論ばかりして決断しない」ことが成功する場合もある。

 「決断」によって企業が失敗し,倒産することと,国が倒れることを一緒にしてはならないだろう。

 せめて「疑似命題」を,答えが導き出せる「命題」に変えようとする努力が求められるところであろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より