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流行語に「おんぶにだっこ」の教育政策は終わりにしよう

 「課題解決型の学習」などは,使い古されていて魅力がない。

 だから,「アクティブ・ラーニング(AL)」とか「インタラクティブ・ティーチング」という言葉が今後はやっていくだろう。

 少し前は「言語活動の充実」だった。こんな言葉も,時間がたてば「そんな当たり前のこと・・・」と我に返ってだれもが気づく。

 こういう流行語に乗っかった形での改革を進めようとする方法は,「教育」の世界の話ではない。

 「消費マインドを高める」といった営利企業の経済活動のレベルの話である。

 一度,一斉授業のかたちでどんどん子どもに力がついていく「アクティブ・ラーニング」と,ICT機器を使わない方が効果があるのにわざわざ使って成果が上がらない「アクティブ・ラーニング」を比較してもらう経験をしてほしい。

 落ち着いて考えてほしい。

 今,読書をする高校生が・・・・岩波新書とか講談社現代新書などを読める高校生がどのくらいいるだろうか。

 読書はアクティブな学習ではないのだろうか。

 「見た目にこだわる」ことも絶対にダメとは言えないが,最終的に能力が本当に伸びるのかどうかは,厳密な評価規準や評価のシステムのない「総合的な学習の時間」の現状を考えればわかるはずである。

 最近のネット上のゲームは,「協働性」を生かせるものもある。

 「協働性」なら,部活動なり学校行事なりでいくらでも伸ばせるはずだ。

 学校がますます「能力開発」の場ではなくなり,塾や教育産業が生き残れる道を用意しているように思えてならない。

 念のため,文部科学省の人間の天下り先をぜひ公開してほしい。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より