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研究会に出席したら

 若い先生方が増えてきたからか,教科関係の研究会に自主的に参加される若手も増えてきたように思います。
 
 「若手を育てよう」という意識の高い研究会では,質問や意見を若手にどんどん言わせる司会者がいることと思いますが,やはり心構えとしては,自分からどんどん考えを発信することが大切でしょう。

 そういう生徒を育成したいのなら,自分も同じような態度をとっていかなければなりません。

 また,研究会の発表者なり,運営側の先生方に,自己紹介・・・できれば名刺交換をして,「私はやる気のある人間です」という自己PRをしてもらいたいのです。

 授業力,実践力,教材研究力などを高めるには,密度の濃い準備を行った上での研究授業を繰り返すのが一番です。

 そのような機会があるたびに,研究会で「この方のご意見をうかがいたい」という先生方にご案内を出したり,事前に指導案を送ってご意見を求めたりすることも大切でしょう。

 そしてできたら,「会の終了後」の時間も貴重なものだと知っていただきたい。

 私はどちらかというと,研究会出席後はすぐに神保町などに出かけて,新しい資料をすぐに収集するくせがあった方ですが,9割のお金は成果には結びつきませんでした。

 頭を冷やしてから,買い物には出かけた方がよいことを知ったのは,教員になって十数年たってからでした。

 今思えば,本に答えを求めるという姿勢より,熱意をもって実践している,あるいは実践してきた先生方との時間をたくさんもつことの方が,教師としての総合力を高める上でも重要であったことが実感できます。

 貴重な経験をもつベテランが,今後,わずかな期間に現場から一斉に去られます。

 その前に一緒に過ごせる時間を大切にしてほしいと思っています。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より