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「脱ゆとり」の成果をはかる前に・・・

 今年のセンター試験については,現役生が「脱ゆとり世代」であることを指摘していたメデイアが多かったようです。

 できたらさらにつっこんで,

 「ゆとり世代」の浪人生,あるいは,去年に受験した現役生の得点と,「脱ゆとり世代」の現役生の得点を問題の難易度を加味して比較してみてほしいところです。

 「脱ゆとり世代」は「優秀」なのでしょうか。

 出題ミスだった問題などを眺めながら,どうでもよいことを聞いている・・・・もう知識のみで思考力がいっさい必要とされないようなものが多いこと自体が「問題」なのだろう,と改めて実感しました。

 実は,「ゆとり世代」に期待されている学力というのは,現状のセンター試験ではほとんど測定されていないのですね。

 「ゆとり世代」が受験するうちに,大学入試改革はスタートするべきでした。

 こういうちぐはぐな政策の変化の背景には,自ら責任を負う「覚悟」のいらない役人たちの仕事のあり方自体の問題があるように思います。

 まだしばらく教育現場に登場してくる「ゆとり世代」の人たちには,「自分たちしか経験していない何か」を自信の柱にして,堂々と教壇に立ってほしいと思います。

 向かい風はきっと激しいものと予想されますが,吹き飛ばされずに,しぶとく立ち続けて下さい。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より