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【ノーベル平和賞】 マララさんの訴えにどう耳を傾けるか

 国が教育にかけるお金が少ないと憤る人たちに対して,

 マララさんの声はどのように響いていくのでしょうか。

 これだけ豊かな国にあって,「教育への公的資金の投下が不十分である」

 という怒りは,どのような「正当性」を保てるのでしょうか。

 国の予算の不足分・・・50兆円の無駄はどこにあるのでしょう。

 どうすれば50兆円の歳出を減らすことができるのでしょう。

 税収を増やそうとすれば,大反対が起きる。

 景気が悪くなるといって,方針はすぐに転換する。

 世界と日本を対比させると,「常識」と「非常識」の境目が

 全くわからなくなります。

 今,できることは何でしょう。

 今,何が問題なのでしょう。

 今の教育に,何が不足しているのでしょう。

 本やペンが必要だ,という訴えを,私たち自身にとっての意味に

 置き換えるとどうなのでしょう。

 ICT機器は,なくてはならないものでしょうか。

 小学校英語は,なくてはならないものでしょうか。

 今,学習指導要領に示されている目標は,どれだけ達成されているのでしょうか。

 何がどのように課題だから,変える必要があるのでしょうか。

 私にとっての最近のタイムリーな大発見は,

 大学教育が日本中のありとあらゆる「教育」の中で,

 最も遅れているものだということでした。

 環境もそうだし,人数もそうだし,教師の質もそう。

 「教え方を教える」教科書があるということ。

 大学教員に,よい教師を養成しろというのは無理というものです。

 現場の「積み重ね」を一切知らぬ大学教員たちが,

 現場に呼ばれないわけがよくわかりました。

 最も切実に自己の存在価値を問うべき存在からの

 メッセージが伝わるすべもありません。

 「保護者会」も開かれないのが大学ですからね。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より