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授業規律を正す最善策とは何か

 授業規律の乱れで困っている先生に相談されたことがあります。

 授業が始まっても(始業のチャイムが鳴っても),席につかない生徒がいる。どうしたらよいか。

 まず,理想の状態というのは何かを考えてみて下さい。

 チャイムが鳴ったとき,教師はどこにいますか。

 基本は,教室にすでに教師が入っている状態で,始業のチャイムが鳴るのがベストです。

 ですから,大切なのは教師が教室に入ってから,始業のチャイムが鳴るまでに何をするかですね。

 教室に入ったら,黒板にいくつかの情報を書いておくといいでしょう。それは・・・・という

 お話をしたことがありました。内容は内緒です。

 黒板に書く情報の質によって,授業の準備が早まるかそうでないかが決まります。

 また,どうしてもなかなか席につかない生徒をどうしたらよいか。

 先生は,その生徒を好きですか。

 なかなか席につかないという理由で嫌いですか。

 もしそうなら,その生徒を席につかせるのは難しいでしょう。

 生徒はあなたが自分を嫌っていることを敏感に感じているからです。

 では,どうしたらよいか。

 授業の前に,生徒に話しかけて下さい。前時の内容。わかったこと,わかりにくかったこと。

 どんなノートをとったか。宿題はやってきたか。

 授業前に立ち歩いている生徒を中心に狙い撃ちにしてあげてみて下さい。

 他にもいろいろな方法があります。

 すべてに共通するのは,生徒と積極的に言葉をかわすこと,

 生徒に授業のおもしろさを予感させることの2つです。

 ただ席に座っていることだけが「すばらしい」という感覚でいるうちは,

 本来の教育のことなど何も語れません。

 動物の調教と人間の教育はどこが違うのか。

 そのあたりをよく考えてみましょう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より