ウェブページ

最近のトラックバック

本の検索・注文


  • サーチする:
    Amazon.co.jp のロゴ

« 作文が上手でも出世できない理由 | トップページ | 結局,自分の考えがない人間を育ててきた日本の教育 »

あなたが先生を自分で選べるなら,「優秀な非常勤講師」と能力未知数の「新規採用教員」のどちらを選びますか?

 私は多くの優秀な非常勤講師に出会ってきた。

 大学院生だったこともあるし,別の仕事もこなしながら,週2回程度,学校現場に来てくれる人もいる。

 公立学校の場合,ALTは非常勤講師である。

 優秀な講師たちは,「私の学校に来てほしい」と願う校長が多い。

 しかし,どこでどのような優秀な人材が活躍しているか,情報網がしっかりしていないとわからない。

 優秀な講師は他校にとられたくないから,わざわざ他の校長に宣伝してくれる人も少ない。

 特定のコネがないと,優秀な講師を確保することは難しいのである。

 ドラフト会議を想像してもらったらわかりやすいだろうか。

 非常勤講師の場合,先着順だから,「優秀な人から順番に決まっていく」仕組みはよくおわかりになるだろう。

 ここが英会話学校だと仮定しよう。

 大学を出たての,新規採用の人間が,2か月ほどで仕事に自信がなくなり,この穴を埋めるために,非常勤を雇うことになった。この非常勤はすでに退職したベテランで,難無く残りの10か月をこなしてくれた。

 こういうことは学校現場でも起こっている。

 教師としての力量が未知数の人間と,実践歴が長く,指導に定評のある講師と,どちらの方を管理職は「信頼」できるか。

 教師というのは,本来,長い目で「信頼」をしてあげることで成長していく。

 ただし,これを子どもや親の側の目線で見ると,非常に不安になることは想像できることだろう。

 私の授業を受けた子どもたちを比べてみて,それは今の子どもの方が,新採のころの子どもたちよりも幸運だろう。

 大量採用の時代の教員の大量退職が続く時期が訪れる。

 また大量の新規採用をしなければならない。

 今や,校長を退職した後,安い給料で再び雇用され,校長職に戻る人が増える時代となった。

 同じように,退職者のうち,学校の信頼のあつい人は,様々なかたちで学校にかかわり続ける時代になるだろう。

 そうでないと,公立学校は存続することが難しいと言われるほど,人材の確保は最重要の課題になっている。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へにほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
教育問題・教育論 ブログランキングへ

« 作文が上手でも出世できない理由 | トップページ | 結局,自分の考えがない人間を育ててきた日本の教育 »

教育」カテゴリの記事

学校選択制」カテゴリの記事

教育改革」カテゴリの記事

リーダーシップ」カテゴリの記事

教職教育」カテゴリの記事

仕事術」カテゴリの記事

教師の逆コンピテンシー」カテゴリの記事

教育実習」カテゴリの記事

教員の評価」カテゴリの記事

教員研修」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 作文が上手でも出世できない理由 | トップページ | 結局,自分の考えがない人間を育ててきた日本の教育 »

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より