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受験に成功させる秘訣

 今の時期に,子どもが受験で力を出し切り,結果が出た後も,気持ちを切らずに,目の前の当たり前のことを当たり前にできるようにするために,親や教師が心がけなければならないこと。

 それはイライラしないことに尽きます。

 表面上には見えなくても,子どもにふりかかっている受験のストレスは決して小さいものではありません。

 夫婦仲が悪くなければ,子どもにとって人生のなかで最初に訪れる大きなストレスだと考えてよいでしょう。

 子どもがイライラしている場合は心配いりません。

 それが自然なのですから。

 しかし,親がイライラすると,子どもが自分の心を表に出す機会が奪われます。よい子ほど。

 そういう環境で中学校に進学してきて,あとがたいへんになる子どもを何人も見てきました。

 親らしい親になれるかどうかは,

 子どもと同じように,イライラしている自分を「子ども」だと認識し,

 「大人らしくふるまうこと」に徹することができるかどうかで決まります。

 子どもレベルの親の子どもは,

 大きくなって余計な手間をたくさんとられる存在になる。

 「合格さえ手に入れればそんなことは・・・」なんていうことをちらっと思う人もいるでしょうが,

 脅しではなく,そういう浅はかさが子どもの一生分のキズになって残ることも考えられます。

 とにかく,イライラするのはやめましょう。

 受験に成功させる秘訣はありません。

 しかし,受験によって生じるストレスを拡大しないための秘訣はあります。

 親がイライラしないことです。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より