すぐ「感動する」人がもつべき資質
2013年5月9日の「感動することはすぐに忘れた方がいい」
を再掲させてもらいますが,ここで言いたいことは,
「おいしい生き方」の話です。
「教育論」になっていない無駄話が「教育論・教育問題」
カテゴリに紛れ込んでしまうのがこれからの「教育問題」
でもあります。
******************
亡くなった父は,感動のドラマを
見ながらよく涙を流していた。
再放送されたものでも。
見るのが2回目のドラマでも。
前回の感動はあまりよく覚えていないし,
ドラマの筋も忘れていたりする。
そういう方が,感動も大きいだろう。
記憶させるために感動させる,
という教師がいたとしたら,
本当に気色悪い。
吐き気がする。
感動できることは,
何度でもその体験ができるように,
すぐに忘れてしまう習慣がついている人は
幸せである。
たいして出来がよいわけでも,
役者の演技が上手いわけでもなく,
感動してしまう映画がある。
なぜか。
音楽がいいからである。
音楽は,人の理性を失わせ,
豊かな感性にひたらせてくれる道具なのか。
話を戻すと,
「記憶」などをゴールにするような教育は,
学校には全く必要がない。
「生きる力」の「い」の字も理解していない
人間がまた意味のないことを書いている。
教える人間が悪かったか,
教わる人間が勝手な解釈をしてしまってか,
その両方が原因か,
判断はできないが,
せっかくの「学問」も台無しである。
「記憶」だけではいかに「だめか」,
教科書的なお手本にも使える事例である。
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